運動不足の親御さんへ|子どもと続く「10分だけ」の動き方
こんにちは、ぷでぃまです!
親御さん自身が運動不足で、子どもの練習に付き合えないというお悩みについて、先に結論をお伝えします。必要なのは体力ではありません。同じ場所で、同じ10分を過ごすことだけです。
練習に付き合ってあげたいんですが、私のほうが先にバテてしまって。結局スマホを見ながら見てるだけになります…
よくあるご相談です。そして、見ているだけでも十分に意味はあります。ただ、親御さんが少しでも動いている日のほうが、お子さんの練習は長く続きやすい。現場ではそんな手応えがあります。
この記事では、体力に自信がない前提で、10分の中身をどう組むかをお話しします。
この記事で分かること
- 親子練習が続かない原因は、やる気ではなく設計だという話
- 親が動くと子どもの練習量が変わる理由
- 10分に入れるのは3つまででいいという目安
- 翌日に残さない「強さ」の決め方
- 続けるために、やめ方を先に決めておくこと
続かないのは、やる気ではなく設計の問題

親子練習が途切れるご家庭には、共通点があります。始める時間が決まっていないことです。
「今日は元気があるからやろう」で決めていると、元気がない日は飛びます。そして一度飛ぶと、次の日はもっと飛びやすくなります。
ですので、決めるのは量ではなくタイミングにしてください。
- 夕食の前 … おなかが空きすぎる前の10分
- お風呂の前 … 汗をかいても困らない
- 帰宅してすぐ … 座ってしまう前に、玄関で靴のまま
どれか1つに固定すると、その時間が来たら体が動くようになります。「毎日やる」と決めるより、「この時間にやる」と決めるほうが残ります。
飛ばした日を数えないことも大事です。週に3回できていれば、じゅうぶん続いている部類に入ります。
親が動いていると、子どもの練習が伸びる

現場で見ていて、はっきり差が出るところです。見学している親御さんと、一緒に動く親御さんとで、お子さんの取り組む時間が変わります。
やらされている子は、親の顔を見ます。うまくできたか採点されている感じになるからです。
一方で、親が隣で同じことをしていると、視線が自分の動きに戻ります。評価する人ではなく、一緒にやる人になると、子どもは長く続けます。
お手本になろうとしなくて大丈夫です。むしろ、親御さんがうまくできない場面を見ているときのほうが、子どもは面白がって続けます。
見本が下手でいいという話は、運動が苦手な親でもできる、子どもと一緒にやる練習3つに詳しく書いています。運動歴がなくても成立する種目を選べば、体力差は問題になりません。
10分に入れるのは、3つまで

中身を欲張ると、翌日に続きません。10分でやることは3つまでにしてください。
順番はこの形が扱いやすいです。
- 1. ほぐす(2分) … 首・肩・足首をゆっくり回す
- 2. 動く(6分) … その日の1種目だけ。ケンケン、なわとび、片足立ちなど
- 3. 落ち着ける(2分) … 呼吸を整えながら、脚の後ろを伸ばす
真ん中の「動く」は、日替わりにしないほうが楽です。同じ種目を1週間続けたほうが、子どもも親御さんも上達を感じられます。
道具は無くても始められますが、あると「今日は何をやるか」を迷わずに済みます。何から選ぶかは運動が苦手な子のおうちトレに。コーチが実際に使う道具3つを参考にしてください。
親御さんは、お子さんと同じ回数をやる必要はありません。同じ種目を、少ない回数で構いません。
翌日に残る強さは、やりすぎです

ここは体力よりも大事なところです。久しぶりに動く体で、いきなり全力を出さないでください。
目安は、動きながら会話ができる程度です。息が上がって言葉が切れるようなら、その日は落としてください。
- 話せる … ちょうどいい
- 話しづらい … 少し落とす
- 話せない … その日はそこで終わり
とくに、久しぶりのジャンプや全力の走りは、ふくらはぎやアキレス腱を痛めやすい動作です。大人は体重があるぶん負担が大きく、痛みが出ると数週間動けなくなります。
痛みが出たら、その場でやめてください。翌日以降も痛みや腫れが続くときは、我慢せず整形外科に相談してください。休みを挟んで再開したほうが、結果として長く続きます。
夏場は室内でも熱がこもります。水分を手元に置いて、頭痛や吐き気、気分が悪そうな様子が出たら、涼しい場所で休ませてください。
続けるために、やめ方を先に決めておく

最後に、いちばん効くコツをお伝えします。始め方ではなく、やめ方を決めておくことです。
10分たったら、途中でも終わりにしてください。もっとやりたい、で終わった日は、次の日も始めやすくなります。
逆に、乗ってきたからと20分・30分に伸ばすと、そこが基準になってしまいます。翌日「またあれをやるのか」と思った時点で、続かなくなります。
えー、もうちょっとやりたかった
この「もうちょっと」を残すのが、運動が苦手な子にも、運動不足の親御さんにも合うやり方です。満足するまでやった日は、たいてい次が重くなります。
今日できる一歩は、10分をどの時間に置くかを決めることです。中身は明日でも構いません。時間さえ決まれば、体はあとからついてきます 🌱