運動会まで約4週間|逆算でつくる無理のない練習カレンダー
こんにちは、ぷでぃまです!
運動会まで残り約4週間というお子さんについて、先に結論をお伝えします。この時期に効くのは練習を増やすことではなく、4週間をどう配分するかを先に決めてしまうことです。
運動会まであと1か月。今から何をやらせたらいいんでしょう…
よく聞くお悩みです。焦って毎日走らせてしまう。逆に、何から手をつけていいか分からないまま2週間が過ぎてしまう。どちらも現場でよく見ます。
見ていて思うのは、この4週間で差がつくのは練習量ではない、ということです。本番の日に、いちばん動ける状態で立てているかどうか。そこのほうが大きいです。
この記事では、4週間の割り振り方と、続くカレンダーの作り方を順にお話しします。
この記事で分かること
- 4週間を「取り組む3週・整える1週」に分けて考える理由
- 週ごとに課題を1つだけ決める割り振り方
- 1回10〜15分・週3回で足りるという話
- カレンダーに「やらない日」を先に書いておく理由
- 予定どおりに進まなかった日の扱い方
まず、最後の1週間を空けておく

逆算するとき、最初に決めるのは練習の中身ではありません。本番前の1週間を、整える週として先に空けておくことです。
理由は単純で、直前に詰め込んだ練習は本番に間に合わないからです。体づくりの効果が出るには時間がかかりますし、疲れを残したまま当日を迎えると、練習していないときより動けないこともあります。
ですので、4週間はこう分けます。
- 1〜3週目 … 課題に取り組む3週間
- 4週目(本番の週) … 量を減らして、生活リズムと気持ちを整える週
先に4週目を空けると決めておくと、残り3週間で何をやるかを選ばざるを得なくなります。この「選ばされる」ことが、実はいちばん効きます。
4週間あると思うと全部やりたくなりますが、実際に使えるのは3週間です。最初にそう決めてしまうほうが、結局うまくいきます。
週ごとに、課題は1つだけ決める

ふたつめは、その3週間の中身です。やることを詰め込まず、1週間につき課題を1つだけ決めます。
現場での分け方は、だいたいこの形です。
- 1週目:生活のほう … 起きる時間と寝る時間をそろえる。外で体を動かす日をつくる
- 2週目:種目の課題 … 出る種目のうち、いちばん不安なものを1つだけ選ぶ
- 3週目:本番の場面 … 人に見られる・1回きり・待ってから動く、を練習に足す
順番にも意味があります。寝不足のまま技術の練習をしても身につきにくいので、生活のほうを先に整えます。
3週目の「本番の場面」は、家でも小さくつくれます。最後の1回だけ家族に座って見てもらう。「今から1回だけ」と宣言してからやる。それだけで、当日の驚きはずいぶん減ります。
リレーの選考が絡む場合は、この3週間で優先するものが少し変わります。そちらは運動会でリレー選手に選ばれたい子へ|夏のうちにできる準備にまとめました。
1回10〜15分、週3回で足ります

三つめが、この記事でいちばん実際に使えるところです。1回あたりの時間と回数の目安です。
- 1回10〜15分 … 気持ちが続くのは、このくらいまで
- 週3回 … 練習しない日を、あいだにはさむ
- 全力で走るのは1回に3〜4本 … 本数を増やすより、1本ごとに休む
毎日やらなくていいの?
はい、毎日でなくて大丈夫です。毎日やって3週目に飽きてしまうより、週3回で4週間続いたほうが、本番の日に残っています。
練習しない日は、何もしない日という意味ではありません。外で遊ぶ、買い物について行く。それで十分です。運動会の練習として身構えない日があるほうが、3週目まで気持ちがもちます。
短い距離を全力で走る練習は、あいだの休みを長めにとってください。息が整わないうちに次を走ると、崩れた走りのまま繰り返すことになります。場所は、車の入らない公園や校庭を選んでください。
9月に入っても、日中はまだ暑い日があります。夕方の涼しい時間に移す、水筒を持たせる、日陰で休ませる。頭痛や吐き気、気分が悪そうな様子が出たら、その日は中止して涼しい場所で休ませてください。よくならないときは医療機関へ相談してください。
カレンダーには「やらない日」を先に書く

四つめは、カレンダーの作り方です。ここでやりがちなのが、練習日だけを埋めてしまうことです。
おすすめは、やらない日を先に書き込むことです。習い事のある日、家族の予定、疲れが出やすい曜日。そこに「休み」と書いてしまいます。
- 練習日は、週に3つだけ丸をつける
- 残りは「休み」と書く。空白にしない
- 4週目は、丸を1〜2個に減らしておく
空白のままだと「やれたはずの日」に見えて、親子ともに後ろめたさが残ります。休みと書いてあれば、休んだことが計画どおりになります。
貼る場所は、子どもが自分で見られるところがいいです。終わった日に印をつけるだけでも、ずいぶん続きやすくなります。
続いている家庭を見ていると、印をつけるのは本人、という形が多いです。親が管理して確認すると、練習が指示に変わってしまいます。カレンダーは、子どもの持ちものにしておくくらいでちょうどいいです。
予定どおりに進まない日のほうが多い

最後に、いちばんお伝えしたいことです。
4週間のカレンダーは、たいてい途中で崩れます。熱を出す、雨が続く、宿題が終わらない。それが普通です。
崩れたぶんを取り返そうとして、翌週に2倍やる。これがいちばん多い失敗です。
崩れたぶんは、取り返さなくて構いません。その週の課題を1つ残したまま次の週へ進むか、いっそ飛ばします。詰め直したカレンダーは、ほとんど続きません。
親御さんに覚えておいてほしいのは、この4週間の目的が、本番で自分の力を出せることだという点です。全部こなすことではありません。
本番の週に入ったら、練習の話からは離れていきます。前日と当日の朝に何をするかは運動会のかけっこ、直前1週間と当日にできることにまとめてあります。ここまで来たら、そちらへ切り替えてください。
今日できる一歩は、カレンダーを1枚用意して、本番の日と、その前の1週間に線を引くことです。まず詰め込まない週を確保する。逆算は、そこから始まります 🌱